文化的フィギュア

■一週間前、NHK教育のフィギュア特集を見たんだった。
感想を書いてなかったので書いておく。
美少女フィギュア等の意義、意味を真面目に問う、
というNHKらしい真面目なドキュメンタリー。
海洋堂のボーメを切り口としてテーマに迫る。
今になってフィギュア?それにボーメ?と
タイミングとしては遅いような気がするがそれもNHKらしい。

■今年の夏のワンフェスに出ていたボーメのフィギュア。
その製作過程を追う部分は非常に興味深く面白い内容。
本来もっと濃いものを薄めて分かりやすくまとめた結果の
番組で流れた映像だろう。
それでもこういうのはなかなか見られるもんじゃない。

■噂に聞くボーメスケールの大きさとか。
金属質の部分に薄くブルーを吹くのは空の色が
反射しているのをイメージしている、とか。
ミケランジェロの作品を参考にしてマントの立体感を
考えるところとか。
このへん興味深いところ。

■夏のワンフェスといえばエスカレーター事故。
でも今回の番組はその件とは全く関係ないから全く触れない。
それが正しい。
というか確かその事故の時の映像が、
「その場に偶然居合わせたNHK取材スタッフの映像」
だったような覚えがあるんだけど。
なるほど、この番組の取材だったわけか。

■あと面白かったのは岡田斗司夫荒俣宏の話。
オタキング曰く「西洋の人に日本製のフィギュアを見せると、
こんなに小さくてすごいのを作るならもっと大きいのを作ればいいのに、
という反応をされた」と。
それを聴いた荒俣宏の返答。
「だから西洋人はバカなんですよ」
ここが面白かった。
言い切ったよこの人。