ミクの日感謝祭

■ミクの日感謝祭のBDを観た。
以前のイベントの時の映像は、youtube辺りの
低画質なものでしか見られなかったから。
高画質で見られるのは良いことだ。


■見て思ったのは、ミクがメインなんだなぁ、と。
一応友情出演扱いでリンレンルカも出ている。
これはそういうキャラクターメインのイベント。
でも、僕としては、ミクが色んな格好をして
踊りながら歌っていることよりも。
自分の曲の時にステージ端に出てきて演奏している
曲の作り手達に興味がある。
映像でも特別目立つように取り上げられることもなく。
自分の曲が終わったらすっと脇に引っ込んで行く。
本人達も別に目立ちたいわけじゃないんだろうけど。
もっとスポットライトが当たってもいいんじゃないかなぁ。
いやまぁこのイベントはあくまでもミクメインなのであって
そこに期待するのはおかしいのかもしれないけど。


■踊り。
踊りは、ありなのかなぁ。
基本的に踊りなんて歌を阻害する要素でしかないのではないか。
踊りながら歌う歌が、本気の歌なのか。
まともに歌えるのか。
まぁ程度問題であって直立不動で歌えと言いたいわけでもない。
しかしボーカロイドについてこういうことを考えるのは
非常にナンセンスである。
あとこれはライブなんだから。
ステージングで魅せるのは重要な要素だよね。
と一応分かってはいるんだけど。


■それ、踊りながら歌うような明るい歌じゃないだろう。
とか。
なんか引っかかるんだよなぁ。
ダブルラリアットにしても。
踊りながら歌うルカの映像なんか見たくない。
これがアゴアニキ顔のルカが回ってる映像ならいいんだけど。
もしくはチャーハンつくるよ!的な。
ニコ動の元動画とかPVが好き過ぎてダメだなぁ。
原理主義者的頭の硬さだ。


■そもそも論として。
踊る映像に文句つけるのはおかしな話だ。
これはセガのゲームありきの映像なんだし。


■別にキャラクター要素を否定したいわけじゃない。
そっちも含めて今のボカロ文化を楽しんでいるつもりだ。


■その他思ったこと。
オケはバンド演奏の生演奏。
何曲かはニコ動の原曲とはまた違ったイメージの
アレンジになっていて面白い。
あと気になったのは、ミクがマイクを持って歌う曲と
そうじゃない曲があること。
もちろんミクがマイクを持つ必要は全くない。
このへんは映像の作り手の演出上のこだわりを感じる。


■映像的には、ミクの手と髪の毛の干渉が気になる。
あとアップになるとけっこう解像度が荒く見える。


■色々書いたけど。
透明スクリーンに投影されたCGアイドルに熱狂する観客ってのは。
なかなかこう、すごいものがある。
未来感、なのかなぁ。
時代がシャロン・アップルに近付いている。